ニュースとプロジェクト
「Made In Kenya」春夏2022年コレクション
2022/02/18 — Vivienne Westwood
EFIとARTISAN FASHION
2010年以来、Vivienne Westwoodは、国際貿易センター(ITC)のEthical Fashion Initiative(EFI)やArtisan Fashionの協力を得て、社会的に疎外されたアフリカのコミュニティの何千人もの小規模生産者の仕事を称賛してきました。「Made in Kenya」コレクションはVivienne WestwoodのDNAの重要な一部を構成しており、グローバルキャンペーンや大きな影響力をもつランウェイショーでも紹介されています。
EFIは、新興経済国の社会的企業を創設・強化し、国際的なファッションハウスやブランドと、才能豊かな現地のデザイナー、職人、小規模生産者を結びつけます。EFIは、プレミアム製品だけでなく、安定した尊厳のある仕事、そしてクリエイティブでレジリエントな女性、男性、コミュニティをも生み出す好循環における価値を促進します。
Artisan.Fashionは2009年に誕生し、2015年で独立社会的企業となりました。同プロジェクトは、ケニアの成長を続ける経済をサポートするために、現地のサプライチェーンの支援に努めています。ジュエリー、デザイナーバッグ、ホームウエア、そしてアクセサリーの生産に特化しており、職人の創造性と一流の生産拠点を結びつけて、ブランドが、その生産に関わる人々の富を向上、追跡、さらに報告する機会を提供します。
「この継続的なコラボレーションは、私たちの連携により、完全に理にかなっています。Vivienne Westwoodは価値観によって動かされるブランドです。Artisan.Fashionは価値観によって動かされる生産者です。私たちは、私たちのバリューチェーンの全メンバーに共通する価値を創造するために協同しています。」 – ロビン・マックアンドリュー(Artisan.Fashion最高経営責任者)
MADE IN KENYA 2022年春夏
私たちは、各コレクションで、生産者に対するコラボレーションの社会経済的影響を追跡しています。春夏2022コレクションには66人の職人が携わり、そのうち60%が女性であり、その結果、職人たちは429人の扶養家族をサポートすることができました。また、これらの職人のうち、84%は自分自身の貯金から教育費を支払うことができました。
「Made in Kenya」春夏2022ラインナップの背後にあるインスピレーションは、より落ち着いたコレクションのための、大地を思わせるブラウン、くすんだスカイブルー、ネイビーを組み合わせたアイコニックな秋冬1995「Vive la Cocotte」コレクションから始まりました。
このコレクションでは、アフリカのさまざまなコミュニティの才能や伝統にスポットライトを当てることを目指し、彼らのクラフツマンシップの美しさと私たちのヘリテージデザインを融合させることで、それを紹介しています。「Made in Kenya」春夏2022アクセサリー・コレクションは、専門家の技術と伝統素材を組み合わせたものです。それらには、革加工、ビーズ装飾、ハンドスクリーンプリント、刺繍、ホーン(角)加工、真鍮(ブラス)、織りなどが含まれます。
「手作り作品という性質上、製品それぞれに自然なバリエーションがあります。それらにはすべて、ジョーン・サジェロ、ワニャマ、そして私たちの職人チーム全体のストーリーが織り込まれています。」 – ロビン・マックアンドリュー(Artisan.Fashion最高経営責任者)
「アフリカンブランケット」として知られる大胆なアクリリック・シュカ・タータンチェックは、東アフリカの半遊牧民、マサイ族によって伝統的に身につけられてきたもので、Worker RunnerボストンバックやHighlandバックパックなど、今シーズンのいくつかのスタイルに登場しています。
春夏2022コレクションでは、私たちはシュロの葉の可能性を初めて探求しました。デザイナーは、私たちのシグネチャーである刺繍と、昔ながらの籠細工という伝統技術を組み合わせました。これを実現するために、ケニアの職人とウガンダのコミュニティグループが協働しました。シュロの葉はウガンダのコミュニティによって織られた後にケニアに届き、そこで、職人たちが最終的にShopper and Bucketのシルエットを作り出しました。
今シーズンの鍵となるアートワークは、「100ミリオン」プリントであり、特別なケニアのハンドスクリーンプリント技術を使用しています。これはもともと、「DIY Do It Yourself」春夏2009コレクションのためにヴィヴィアンが手描きしたもので「雨林を救うための「100ミリオン(ポンド)」を象徴するものでした。これは、慈善団体Cool Earthが5年以上前に提示したもので、彼らのアプローチの下で、赤道直下の3つの主要な熱帯雨林を救うために必要な金額でした。以来、この数字は増加しています。プリント柄のHalfpennyクロスボディとWorker Small Runnerボストンバッグは、東アフリカで現地栽培された高品質のコットンキャンバスで作られているため、必要とされる輸送がより少なく、結果として二酸化炭素の排出量がより低くなります。
Studio Leather Shopperはベビーブルーとニュートラルなカラーウェイの2色展開で、現地で調達された滑らかなレザーで作られています。また、同コレクション全体で手編みのレザーストラップが頻繁に登場します。今シーズン、現地調達されたカウレザーはLWG Environmental Audit Protocolの監査を受け、ゴールド認証を取得しました。評価基準には、原材料のトレーサビリティ、環境管理システム、エネルギーおよび水の消費量、大気放出量および騒音放射量、規制物質、廃棄物管理、製革後の製造、および仕上げプロセスが含まれます。
長年にわたって、教育は「Made in Kenya」プロジェクトの中核を成しており、職人たちは自然界を保護することの大切さを学んでいます。春夏2022コレクションでは、アルミニウムやガラスのようなリサイクル素材、シュロや牛の角のような副産物が使用されています。これにより、リサイクルおよびアップサイクルされた材料の地域サプライチェーンの構築が促進され、廃棄物のリサイクルと再利用の重要性に注目が集まります。
今シーズン、私たちはケニアの3グループ、ウガンダの2グループ、計5つの職人グループと協同しました。木彫りを専門とするケニアのグループの1つは、戦時中に母国から逃れたルワンダ難民によって創設されました。
「私はここ17年間、木彫り職人をしています。ルワンダで生まれましたが、戦時中に母国を去らなければなりませんでした。木は私の情熱であるだけでなく、ライフサポートです。それにより、私の6人の子供たちは学校に通い、規則正しく食事を取ることができるのです。この注文に心から感謝していますし、私たちの仕事の質と量の向上のために、将来より多くの注文を受けることを祈っています。」
— オリバー・ムブンドゥ
「Gadgets」コレクションには、バッグやベルトバックルに付けられるチャームやキーリングが揃っています。リサイクルされた鉄、木、ゴールド認証レザーを使用し、ペニス、どんぐり、ハート、オーブ、短剣などのモチーフが含まれます。手作業で作られており、繊細なビーズ装飾、刻印入りのボタン、有機的な結び目、ワックス加工されたコットンのコード、ブラシ仕上げの不完全な金属など、テクスチャーや素材感にそれぞれ独自の個性があります。
「近頃、私たちはこんな風に自問しています。環境フットプリントを抑えながら、社会的影響をどのように継続して拡大していけるのか。その答えは、廃棄された衣服にあると感じています。毎年ケニアには、必要とされなくなった衣服が140,000トンも入ってきています。アップサイクルコレクション制作のために、この衣服を私たちの原材料として利用することができます。私たちには、循環的コラボレーションを含むVivienne Westwoodとの将来が見えます。」 – ロビン・マックアンドリュー(Artisan.Fashion最高経営責任者)
春夏2022「Made in Kenya」コレクションは、すべてのブティックとオンラインでお買い求めいただけます。